毒親から逃げ切った人生のその後【ステータス異常編・下】
大学の友人、ソナ(仮名)の家に居候させてもらい、毒親からの連絡は着信拒否にして干渉を完全に絶ちきった私だったが、それでも長年毒沼に漬かり脳や体にダメージを受けているので、普通の人と同じ社会人スタート状態ではなかった。
◇自己肯定感が低い
◇感情の起伏が激しく、普通の人なら何てことのない他人の言動で強い怒りや悲しみを感じる
◇孤独感が強い
◇毎日怠さや疲れを感じる
◇熟睡出来ない
◇気管支が弱いのか時折咳が出る(後に喘息が判明)
◇肌荒れしやすく、肌に張りがない
私は自分の体調や精神的な症状を書き出してみた。
つくづく、22歳の若者の体調ではない。ちなみにこんなんでも健康診断では何ら問題が無い。
少しずつ体を良くしていこう。まずは体を大事にするところから始めた。脳を休めるために、仕事以外でパソコンは見ない(※当時はスマホがない)
そして中小企業の高くない給料とは言え、学生の頃から見れば段違いのお金が手に入るようになったので食べ物にお金をかけることにした。
学生時代は朝は食べず、昼は学食でうどんやサンドイッチ➡自宅でご飯と野菜炒めという生活をしていたが、圧倒的にカロリーが足りない。(でも、この頃は細身だったなあ)
普段は忙しくて惣菜生活だが、休日はソナと自分に手の込んだ料理を作ったり、美味しいお店を探して食べ歩いたり。
連休があれば映画を見るか、遠出や旅行して、気分転換に努めたり。子供の頃から毒親から自立したくてお金を貯めてきた私だったが、新社会人になって2年ほどは、敢えて節約しないようにした。
そんなことをしてるうち、何となく心身のガサガサ感は大学時代までに比べて少なくなってきた。いきなりカッとなることも激減した。
やっていたことは対症療法に過ぎないので、根本的に体が治るのは、10年以上後もっと健康について突き詰めてからになるが……
ステータス異常がマシになったのは人間関係の影響も大きいので、ステータス異常編の次は脱出後の人間関係の変化について書きたいと思います。