毒親から逃げ切った人生のその後【ステータス異常編・上】

f:id:kisaragi232:20190325102147p:plainこのブログに読者登録して下さった方は毒親シリーズから入って来られた率が高そうなので、しばらくまた毒親の後遺症とリハビリ、その後の経過について書きたいと思います。



【前回まで】大学卒業後就職し、友人のマンションに同居させて貰って毒親問題は「ひとまず」の決着がついた。その頃のエピソードはこちら⬇



https://kisaragi232.hatenablog.com/entry/2018/12/19/185731



私以外に毒親から逃げた人のその後を見ていても、残念ながら「すぐ幸せになりました、メデタシメデタシ♥」とはいかないパターンが多い気がする。



これは毒親から逃げた後の人生スタートが、まずダメージを喰らった状態で始まることに起因する。



ゲーム経験のある皆さんはドラクエでもFFでもいい、RPGの序盤を思い出して欲しい。主人公は全然実戦経験がなくレベルが低いため、体力もまだ少なくて、装備も「木綿の服👕」とか「鍋のフタ🍲」など粗末なものである。



でも、とりあえず健康なはず。ここからスライムやゴブリンなど低級モンスターと戦いながら経験を積んで、体力を増やし武器を高級化していく。



ところが、毒親から逃げて社会人になった人は精神か肉体、下手すると両方にダメージを受けている。
毒の沼地から上がった後、「毒消し草」が使えなくてスライムと戦い続けてると思ってほしい。



何も攻撃されなくても生きているだけで体力が減るのである。当然死ぬ可能性が高い。



また健全な家庭に育った人(※ふつうの主人公)は若いうちで親が健在であれば、体力が減ったら、親に頼ったり心の支えにして回復出来る。ドラクエ等でいう宿屋が常に近くにある。



我々逃亡者にとっては、むしろ親が毒の沼地か敵の中ボス位の存在である。解毒や回復アイテムを早めに揃え、泊まりたければ簡易テントを常に携帯するくらいの覚悟でいるしかない。



なお、早く結婚して夫や妻を宿屋に設定したがる人が後をたたないが、何かからの逃避で結婚や就職した場合、その逃避先はもっとヤバい毒の沼地である場合が少なくない。


まずは解毒してふつうの主人公になることからだ。私が就職してから、どのような解毒を辿ったかというと……(続く)