実録!ビザ申請事件簿⑤魔性の女from福建省Ⅱ

これから紹介するエピソードの彼女は福建省福清市の出身である。


なぜ出身を強調するかというと、「同じ」中国人女性と言っても、その性格はひとくくりに出来るものではないから。


中国の場合国土が広すぎて、省によっても文化や省民性は大違いだ。離れた地域では、外国人並に感覚が違い、日本の県民性の差とは比べ物にならない。



更に言えば同じ福建省内でも、厦門と福清は全く住民のタイプが違うんじゃないかと思う💦



福建省はどちらかと言えば「田舎」だが日本に来ている中国の人の7割位はここの出身なので、日本人が考えるベタな中国人のイメージは福建人から来ていると思っていいだろう😅



「福建人」のイメージで中国人を捉えるから、現代中国をあまり知らない人の中国人観は天安門事件以前位の古い感覚で、おかしなことになる。



なかなか日本に留学も就職にも来なくなった、北京や上海などの都会人の感覚は、日本よりずっと先進的だ。無名大学の学生でも英語はペラペラ。



まして北京大学清華大学の学生なら大学院進学も在学中に外資就職も当たり前。キャリアを築きながら30歳くらいで同じような階層の相手と結婚し、子供はインターに入学させるイメージ。



だが、福建省(特に福清市)では大学進学者自体が少なく、院進学者となると殆ど聞かない。会社勤務より、自営業や中小企業勤務が多い(※まあそもそも、大きな会社があまりない)



自分で商売したり、出稼ぎで海外に行く人が多いの
で独立心旺盛で、社交的な人が多い🌋



生活の感覚は日本の田舎同様。今どき北京の30歳独身はざらだが、福建省では未だに25歳の若さで独身でも、少しばかり揶揄の目で見られるだろう。10代で複数の子持ちの主婦がいたりする。大学に行く女性は変わり者、早く結婚した方が偉い……的な感覚のようだ。


(中国では最近まで一人っ子政策を取っていたし、女性は20歳過ぎないと結婚できない筈だが😥何か福建省は法が徹底されてない気が……💧)



まあ、そんな土地柄である。例外的なインテリで内向的な性格で福建人も知っているが、少数派かな。



私の同僚の西安出身・重慶大学卒のそこそこインテリ女性は「古代には中華文明外の土地でしたけど、今もそうみたいですね😏」と露骨に福建省をバカにしていたっけ……酷いな。


そういう土地から来た女性だと頭に入れて、次回からの顛末をお聞き下さい😱😱(続く)