友人をDV夫と離婚させた話②~恋はマサラチャイのように~
大学時代の友人、空気が読めない女・祐実(仮名)が他人から誹謗中傷するブログを書かれている。そして祐実の夫がインド人であることも侮蔑的なニュアンスで書かれていると。要約するとそういうことらしい。
当時の私は国際法務事務所でバイトし始めて間もない若者で、実務経験も薄く事例もよく知らない。
だが所蔵事務所の弁護士に対処を聞くこと位は出来るかも。とりあえず祐実に会ってみよう。
祐実の住んでいる、日本のインドと呼ばれる西葛西のファストフードでランチがてら話を聞く。
私🐷「うわー、祐実夫婦の結婚式の写真まで無断掲載してるんだ。これは悪質だね💢
まずは本人に口頭で削除依頼して、ダメなら内容証明送ろうか。それでもダメならうちの先生からネットに詳しい弁護士さん紹介してもらおう~💦」
祐実👩「ありがと豚子。このブログ書いてる人、一応高校の友人だけど、結婚のことは一切教えてないんだ。今日豚子に話した他は、高校の親友だけにしか話してないの。なのにこの人が知ってるってことは親友が話したんだね…」
……高校の友人に実名に悪口ブログを書かれるばかりか、親友にも口止めしているのに裏切られる👹とは…祐実の人望の無さに涙が止まりません😢
祐実👩「ところで豚子さ、いつも薄いメイクだけど今日はバッチリメイクで美人✨だね。私と違って薄い顔だから、今日みたいに濃くメイクした方が良いと思うんだ♥」
…すみません、私もこの女の罵倒ブログ書いても良いでしょうか?💢💢悪気は無いみたいですが。
…ま、まあ気をとり直して…💫
私🐷「ご主人は何て?傷ついてないかな?」
祐実👩「あー大丈夫だよ。彼、日本語は読み書き聞く話す一切できないから🎵」
私🐷「……!?何語で会話してるの?祐実って英語かヒンズー語出来たっけ?」
祐実👩「簡単な英語なら分かるよ~。ここは日本だから、手続きとか全部私がやれるしね。」
私🐷「……結婚してどの位になるの?」
祐実👩「知り合って半年、結婚して3ヶ月くらいかな。その結婚式の写真は、先月インドで式をした時に撮影したの♥」
私🐷「随分スピード婚だね!ちなみにどこでお知り合いになったの?」
祐実👩「前の彼氏と六本木のカフェバーに行ったらダンナも友人と遊びに来てて。帰り際、彼氏のいない隙に、『あなたみたいに綺麗な人は見たことない、一生のお願い、結婚してください!』って言いながら花をくれたんだ。
ダンナはインド人の中でも美形だし、まだ20歳だったから可愛い雰囲気もあって、私も一目惚れして付き合い始めた。」
…何となく、不穏な予感がしてきた。(続く)