いつかこの恋を思い出して、きっと笑ってしまう④

朝鮮戦争の時に、健太郎の祖父が日本に難民として来た…ということは。



兎子🐰「じゃあ、健太郎くんは在日三世だね。帰化してるの?今の名前はいわゆる通名?それともお母さんが日本人なら、お母さんの籍に入った?」




健太郎👨「お母さんの籍に入ってるから、戸籍では完全に日本人だね。それにしても兎子ちゃん詳しいね💦驚かないの?」




時は2006年、現在ほど反韓感情は強くない。むしろ韓流スターに会うために海を渡るマダム🌹が後を絶たず、朝ドラにまで韓流スターも出演する時代。まして、兎子にはもともと反韓感情はない。
   



兎子🐰「うん、私イ・ジュンギ好きだから韓国についても色々調べたんだ!それに私のお姉ちゃん変わった仕事してて。スリランカバングラデシュや、ケニアや中国の人が同僚に一杯いるから珍しくない😌」



……盛りすぎ。ケニア人同僚はいない。



健太郎👨「そっか。良かった。前もすごく好きだった人に、『親が、韓国の人とは別れなさいって言うから』って別れを告げられたんだよ。まあ、多香子ちゃんなんだけどね」



多香子とは、兎子と同じ高校から健太郎と同じ○智大学に入った上原多香子似(…最近この名前出すのマズイなあ💧)の美少女✨であり、今も健太郎や兎子と同じインカレサークルにいる。



兎子の話では、高校時代にも好きだった男を多香子に奪われ、その後多香子と別れたその男とやっと付き合えたという辛酸を舐めているらしい。



兎子🐰(ああ、多香子って健太郎くんに態度悪かったもんなあ。自分から振っといて酷い女。


…それにしても…韓国人なのは全然気にならないけど…また、あの女のお下がりなのがちょっと嫌💀)



健太郎👨「僕と兎子ちゃんが付き合うと、多香子ちゃんから嫌味やデタラメを言われるかも知れないけど、僕を信じてくれるかな?」



兎子🐰(!!この人は多香子からそんな目に遭わされていたのね😭)「うん!私が健太郎くんを多香子から守ってあげるからね!」(続く)