友人をDV夫と離婚させた話⑦カレーと共に去りぬ
注)今回は私(豚子)でなく祐実目線でお送りします。
豚子に「早く通報!通報!」とせかされたけれど、深夜1時に警察に電話して「別れたインド人の夫が私のマンションの前で管理人と揉めています😱」と言うのが躊躇われてならなかった。
20分位、元夫と管理人は揉めていただろうか。そのうち、窓から見下ろしている私と元夫の目が合った。しまった!
元夫👳「そこの部屋か!今行くからな💢」
何なの!別れたのになんでこんな嫌な思いを…
私はあわててチェーンを確認し、ガチャガチャされないようにドアを粘着テープでぐるぐる巻いた。
元夫がドアをガンガン叩いて悪態をつく。近所の人、深夜にごめんなさい…😱😱
私「そんなことしても無駄だから!もう離婚したし、あなたと戻ることは絶対に無いっ!!」
すると、元夫は激昂してドアに体当たりしてきた🔥しまった、火に油を注いだのかな…
「何してるんだ!やめなさい!!」
突然、男性の厳しい声がした。暫く激しい物音がした後、複数の足音が階段を下っていった。
「○○署です。祐実さんですね。事情は明日署で聞きますので、午前中にいらして下さい。」
誰かが先に通報したらしい。元夫は連行されて行ったので、今夜はもう来ないだろう。
私は謝罪と出頭を約束し、浅い眠りに就いた。
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豚子🐷「疑問があるんだけどさ…」
翌朝、豚子がとりあえず駆けつけてくれ、一緒に署で事情を説明してくれた。
私「え?どんな?」
豚子🐷「ダンナは何で祐実の住所知ってたの?契約は秘密だったし、突然出ていったのに」
私「あー、たぶん、離婚届書かせた時、私がうっかり先に名前と新住所書いてたから…こっそりメモしたんじゃないかな」
豚子🐷「あんた、バカぁ!?」
豚子はものすごく嫌そうな顔をした。…正直ムカついたけど、言われても仕方ない。
大学時代それほど親しくなく、全く面倒見の良いタイプではない豚子がここまで時間を私に割いてくれたことにはそれなりに感謝しているのだ。(続く)